第三者割当増資とは? 資金調達での仕組みと注意点

最終更新: 2026-06-19

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第三者割当増資は、特定の相手(取引先・投資家・役員など)に新株を発行して資金を調達する方法です。スタートアップの資金調達や、業務提携・資本提携の場面でよく使われます。本稿で仕組み・メリット・注意点(株価算定と希薄化)を解説します。

仕組み

会社が新たに株式を発行し、引受先がそれを払い込むことで資本が増えます。借入(デット)と違い返済義務がない一方、引受先に議決権(持分)が渡るため、誰に・いくらで・どれだけ発行するかが重要になります。なお増資には、既存株主に持株比率に応じて割り当てる「株主割当」や広く募集する「公募」もありますが、特定の相手に割り当てるのが第三者割当です。

メリットと注意点

  • メリット:返済義務がなく財務基盤を強化できる。資本提携で事業上の協力も得られる。
  • 注意点:引受先に議決権が渡り、既存株主の持分が希薄化する。誰を引受先にするかが経営に影響する。

株価算定(発行価額)の重要性

発行価額が時価より著しく低いと、引受先だけが得をし、既存株主が損をする「有利発行」として、株主総会の特別決議など特別な手続きが必要になることがあります。適正な発行価額の根拠として、客観的な株式価値評価株式価値の把握)が求められます。

増資の条件設計では、まず1株あたりの価値(バリュエーション)を把握しておくことが出発点になります。発行価額が低すぎると不要な希薄化や有利発行の問題を招きます。

よくある質問(FAQ)

Q. 第三者割当増資と借入はどちらがよいですか?

A. 目的次第です。返済負担を避け資本提携も狙うなら増資、持分を渡したくないなら借入。両者の違いは資金調達の方法を参照してください。

Q. 発行価額はどう決めますか?

A. 客観的な株式価値評価をもとに、有利発行にならない水準で設定します。根拠が問われるため、評価の妥当性が重要です。

まとめ

第三者割当増資は、特定の相手に新株を発行して資金を調達する方法で、返済不要な一方、持分の希薄化や引受先の影響が論点になります。適正な発行価額の根拠として客観的な株価評価が不可欠です。まず1株あたりの価値を把握することから始めましょう。

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