デューデリジェンス(DD)とは? M&Aでの調査内容

最終更新: 2026-06-18

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デューデリジェンス(Due Diligence=DD)は、M&Aで買い手が対象会社の実態やリスクを精査する調査です。M&Aの流れのなかでは基本合意の後・最終契約の前に行われ、価格や契約条件の最終調整に大きく影響します。「買ってみたら想定と違った」を防ぐための、買い手にとって不可欠な工程です。

DDの目的

DDの目的は、(1) 対象会社の実態(収益力・資産・負債)を確認する、(2) 隠れたリスク(簿外債務・係争・契約上の問題)を洗い出す、(3) 買収価格や契約条件(表明保証など)に反映する、の3点です。基本合意時の価格はあくまで暫定で、DDの結果次第で見直されることがあります。

主な種類

種類主な確認内容
財務DD収益力・資産負債の実在性・簿外債務・運転資本
税務DD申告内容・繰越欠損金・追徴リスク
法務DD契約・許認可・訴訟・株式の権利関係
事業DD市場・競争力・事業計画の妥当性
その他人事DD・IT DD・環境DD など

特に財務DDでは、利益が正常な実力値か(一過性要因の有無)、純資産に簿外の問題がないかが重視されます。これは評価額の前提にも直結します。

DDの結果が価格・契約に与える影響

  • 価格の調整 … 想定外のリスクが見つかれば、価格の引き下げ要因になる。
  • 表明保証 … 売り手が「開示内容に誤りがない」ことを契約上保証する条項に反映。
  • クロージング条件 … 是正すべき事項が解消されることを成約の条件にすることも。
  • 最悪の場合は破談 … 重大な問題が見つかれば取引中止もありうる。

売り手側の備え

売り手は、決算資料・契約書・株主名簿・許認可関係などを整理しておくとDDが円滑に進みます。DDで想定外の問題(簿外債務など)が出ると価格の引き下げや破談につながるため、事前の自己点検が有効です。自社の価値の目安を把握しておくと、DD後の価格調整局面でも冷静に交渉できます。

よくある質問(FAQ)

Q. DDは誰が行いますか?

A. 買い手が、会計士・税理士・弁護士などの専門家に委託して実施するのが一般的です。費用は買い手負担が通常です。

Q. 売り手は何を準備すればよいですか?

A. 決算書・税務申告書・主要契約・株主名簿・許認可・労務関係などです。早めに整理し、説明できる状態にしておくと信頼につながります。

まとめ

デューデリジェンス(DD)は、買い手が対象会社の実態とリスクを精査し、価格・契約条件に反映する重要な工程です。財務・税務・法務などの種類があり、結果次第で価格見直しや破談もありえます。売り手は事前の自己点検と資料整理、そして自社の価値レンジの把握で、DD局面に備えておきましょう。

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