BPS・EPSとは? 1株あたり純資産・利益の見方

最終更新: 2026-06-19

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BPSとEPSは、会社の純資産や利益を「1株あたり」で表した基本的な指標です。1株の価値を考える出発点であり、PBRPERといった倍率指標の分母にもなります。本稿で意味・計算・評価での使われ方を解説します。

それぞれの意味

  • BPS(1株あたり純資産・Book-value Per Share)純資産 ÷ 発行済株式数。1株あたりの帳簿上の価値。
  • EPS(1株あたり利益・Earnings Per Share) = 当期純利益 ÷ 発行済株式数。1株がどれだけ利益を稼いだか。
例:純資産6億円・当期純利益6,000万円・発行済株式数1万株(自己株式なし)。
BPS = 6億円 ÷ 1万 = 6万円/EPS = 6,000万円 ÷ 1万 = 6,000円(単純化した)。

評価での使われ方

BPSは時価純資産ベースの1株価値やPBR(株価÷BPS)の、EPSはPER(株価÷EPS)など倍率評価の基礎になります。つまり「1株あたりいくらか」を出すための土台です。中小企業の評価では、これらを起点に複数手法で総合的に株式価値を求めます。

計算上の注意

  • 自己株式がある場合は、発行済株式数から除いて計算する。
  • 新株予約権(ストックオプション)の行使を見込んだ「潜在株式調整後EPS(希薄化後EPS)」が使われることもある。
  • 一過性の損益で当期純利益が振れると、EPSも振れる。

よくある質問(FAQ)

Q. BPSとEPSはどちらが重要ですか?

A. 目的次第です。資産の厚みを見るならBPS、収益力を見るならEPS。PBR・PERと組み合わせ、ROEとあわせて見ると立体的に把握できます。

Q. EPSが高ければ良い会社ですか?

A. 一概には言えません。株数や一過性損益の影響を受けるため、推移や同業比較、ほかの指標とあわせて判断します。

まとめ

BPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり利益)は、純資産・利益を1株あたりで表した基本指標で、PBR・PERなど倍率評価の土台になります。自己株式や希薄化に注意して計算し、中小企業評価ではこれらを起点に複数手法で株式価値を求めます。

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