企業価値を自分で計算する方法|手順とツールの使い分け

最終更新: 2026-06-19

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「専門家に依頼する前に、自社の企業価値(株価)をまず自分で把握したい」——そんなときの計算の手順を解説します。考え方はシンプルで、財務データをもとに複数の評価アプローチで試算し、一点ではなくレンジで捉えます。本稿では手計算の流れと、手早く出すためのツールの使い分けを紹介します。

自分で計算する手順

  • ① 直近2〜3期の決算書(売上・営業利益・減価償却・純資産・有利子負債・現金)を用意する。
  • 時価純資産法で「資産ベースの目安」を出す(純資産に含み損益を反映)。
  • 類似会社比較法で「市場ベースの目安」を出す(EBITDA×業種倍率−有利子負債)。
  • ④ 余力があればDCF法で「収益ベースの目安」を出す(将来FCFをWACCで割引)。
  • ⑤ 3つの結果を並べ、評価レンジとして把握する。
ざっくり例:EBITDA 1億円・業種倍率4倍・有利子負債2億円なら、市場ベースの株式価値は 1億×4 − 2億 = 約2億円。時価純資産が1.5億円なら、目安レンジは1.5〜2億円程度(単純化した例)。

手計算の限界

  • 類似会社の倍率やβ、リスクプレミアムなどの市場データを自分で集めるのが大変。
  • DCF法は事業計画・割引率の設定が難しく、前提次第で大きくぶれる。
  • 非流動性ディスカウントなど非上場特有の調整も必要。

つまり「考え方」は理解できても、精度のある数値を自力で出すには手間とデータが要ります。

ツールを使えば数分でレンジが出せる

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よくある質問(FAQ)

Q. 会計の知識がなくても計算できますか?

A. 手計算は一定の知識が要りますが、ツールを使えば決算書の数値を入力するだけで目安レンジを出せます。あくまで初期検討の参考値です。

Q. 自分で出した数字で売買価格を決めてよいですか?

A. 目安として有用ですが、最終的な取引価格は交渉で決まります。重要な意思決定では専門家の評価とあわせて判断してください。

まとめ

企業価値は、複数アプローチで試算してレンジで捉えるのが基本です。手計算でも考え方は追えますが、市場データの収集や前提設定がネックになります。財務データを入力するだけでレンジを出せるツールを使えば、まず目安を数分で把握でき、その後の検討がスムーズになります。

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